Googleの検索エンジンの考え方
Webページを作成し検索結果の上位に表示させたいと思っても、検索されたキーワードはユーザーにとって価値のあるものでしょうか?
実際にキーワードを検索してみて上位表示されているページをチェックしてみると、Googleが「キーワードから推測される、ユーザーにとって価値のあるページ」が上位表示されているはずです。
運営しているサイトを上位表示させるためには、自分のサイトを
◇ 価値のあるものにする
◇ 独自性が高い
◇ 高品質のコンテンツ
にしていく必要があります。
1.Googleが重要視する3つの評価基準(E-A-T)
Googleが公表している検索品質評価ガイドラインでは「E-A-T」の重要性が述べられています。
- 専門性:Expertise
- 権威性:Authoritativeness
- 信頼性:Trusstworthiness
※Google検索品質評価ガイドラインより
サイトを作成するうえで、(E-A-T)の3つの要素をしっかりと意識すれば、高品質なサイトとしてGoogleから高評価を得ることが出来ますが、逆に3つの要素が大きく欠落してしまっている場合は、低品質とみなされてしまいます。
専門性:Expertise
専門性(Expertise)とは、サイトのテーマが統一されていて
◇ ユーザーの抱える問題が解決できる
◇ 新しい情報を得ることが出来る
◇ 情報が網羅されている
といった、訪問するユーザーにとって深い価値を得られる高品質なコンテンツであることです。
権威性:Authoritativeness
権威性(Authoritativeness)とは、信頼できる第三者から広く高評価を得ているコンテンツのことで、価値の高いコンテンツであることです。
より多くの方にリンクを貼ってもらう行為があたり、SNSなどで拡散されるイメージです。
ただし、リンク集サイトのように、低い評価を得ているサイトからのリンクは、逆に価値が下がってしまいます。
信頼性:Trustworthiness
信頼性(Trustworthiness)とは、サイトの内容としてオリジナル性が高く、既存のサイトのコピーなど模倣されているコンテンツではなく、専門家としての認知が得られているコンテンツのことです。
コンテンツ制作者やサイト運営者の専門性と信頼性も影響を与え、サイト運営企業のブランディングも重要となります。
2.Googleが掲げる10の理念
Googleは会社として、10の理念を掲げています。
これらの理念を知ることで、Googleという会社が世間をどう考えているかという重要な要素が理解でき、「SEO対策」を行っていくためのヒントを得ることが出来ます。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
- 遅いより早い方がいい
- Web上の民主主義は機能します
- 情報を探したくなるのは、パソコンの前にいる時だけではない
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる
- 世の中には、まだまだ情報が溢れている
- 情報のニーズは、全ての国境を超える
- スーツが無くても、真剣に仕事は出来る
- 「素晴らしい」では足りない
SEOにとっては前半の5つが重要な要素となりますが、要約すると
- ユーザーファースト:コンテンツは、ユーザー目線で作成
- 質の高いコンテンツ:専門性と独自性を高める
- ユーザビリティの重要性:ページの表示スピードを上げる
- 被リンクの重要性:人気のあるページは高い評価を得られる
- 検索意図の重要性:検索行動は様々な状況で行われている
上記の5つのポイントを押さえ、「検索ニーズを満たし専門性と独自性を兼ね備えた高品質で価値あるコンテンツを作成し、多くの方から評価されることで、自然と検索エンジンからの評価を得ることが出来、ユーザーにとって観るべき価値のあるページ」を目指すことで、キーワード検索の上位表示を達成することが出来るようになります。